吃音の原因―吃音を誤って学習してしまった

吃音矯正支援

吃音の原因

 ▶吃音を誤って学習してしまった
 ▶聴覚フィードバック機構の故障からどもる
 ▶過度のモニタリングでどもる 
 ▶不安反応を学習したことでどもる
 ▶ウェンデル・ジョンソンの診断起因説
 ▶発声器官の調整がうまくいかない時にどもる
 ▶発声からみた原因

吃音を誤って学習してしまった

吃音者の中に、人の吃音のまねをしていたらいつの間にか自分も吃音になってしまった、という人がいます。人間には、生まれつき人にチューニング(同調)する本能が備わっています。生後間もない赤ちゃんの前でお母さんが舌を出すと、赤ちゃんも口をムニャムニャ動かして舌を出そうとします。赤ちゃんに微笑みかけると、つられたようにニコッとします。また、長年仲良く一緒に暮らしている夫婦は、次第に表情も話し方もよく似てくる、と言われます。

   

私たちは皆、言葉を話すことができます。(流暢かどうかは別ですが…)しかし、お母さんにも家族の誰からも、声の出し方について教わってはいません。「声を出すには息が必要ですよ」「横隔膜で押し出した息で声帯を震動させなさい」「ただ声帯を震動させるだけでは言葉になりません。震動させた声を、鼻や口に響かせて!」「アは、口を大きくあけて…」などと教えられて“うま、うま”“まま”などと言えるようになったわけではありません。</p>赤ちゃんは、呼吸を意識したり、口の動かし方や声帯の使い方を意識することなく、お母さんやお父さんの口を見て、声を耳で聞き、全体の声の出し方を潜在意識が感じとって体で覚えたのです。

勿論、人間の大脳には先天的に話せる能力はありますが、それに後天的な要素が加わらなければ、やはり話せるようにはなりません。しかも言語習得には時期があって、脳発育の旺盛な幼少期に第一歩をふみださないと、その後の習得はきわめて困難です。オオカミに育てられたという特別な例ではいうまでもありませんが、小さい時から耳の聞こえない子どもが言語が話せないのは、他人の声が聞こえないから模倣ができないのです。

ところが、両親、あるいは自分を主に育ててくれる人が吃音であったり、早口であったりしたらどうなるか。当然吃音をそのまま体で覚えてしまったり、早口を身につけたり、未熟な発語器官が追いつかず、たどたどしい焦った話し方が固定してしまうことだって考えられます。

しかし、このケースは比較的少ないと思われます。なぜなら、大抵の吃音者は緊張していない時や吃音を意識していない時にはどもらずに話せることが多いものです。ということは、ほとんどの吃音者は他の人と同様に、ちゃんとした話し方を学習してはいるが、緊張したり意識したりすると、その話し方が自然に出てこない状態だと言えます。

アクセス

神奈川県横浜市中区住吉町1-6
MPS関内701
TEL:045-663-2672
受付:10:00~18:00
定休日:日月祝


↑ PAGE TOP